結婚難時代の到来・・!?
結婚難・・なんてイヤな言葉なんでしょう。
私たち日本人の家族は、普通に結婚して、子どもが2人位いて、おじいちゃん、おばあちゃんもいて親類のおじさん、おばさん、いとこと正月と盆には本家で賑やかに過ごす・・・という光景が当たり前だったのに、いつしか、核家族化が進み、親類や頼れる人も少なくなり、高齢者の一人暮らしも過去最高を更新し続けているという社会へと変化してきました。
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①晩婚化 ⇒ ②出生率の低下 ⇒ ③少子高齢化
この3つは、切っても切れないつながりがあります。
そして、少子高齢化は出産年齢にある女性の人口自体を減らし、
③少子高齢化 ⇒ ④自治体の消滅 ⇒ ⑤極点社会へ
こうした運命をたどることが予想されます。
このような社会が近い将来訪れ、社会のさまざまなシステムに深刻な影響を与えるということは何十年も前の統計から、それこそ私が10代の頃からわかっていました。が、注目され始めたのはここ数年です。
上の④の段階に入る前になって、
2014年に日本創成会議が、「2040年には現在の自治体1,800のうち、半数が消滅する」(増田レポート)として、人口消滅可能性都市の発表をしたことでマスコミ等の関心に火がつきました。
政府も地域活性化対策を目玉として、地域活性化計画を作成して実行する自治体には100%の交付金を交付する、ということになり、全国の自治体でいっせいに計画策定が行われました。
あちこちの商店街でプレミアム商品券が売り出されたことはまだ記憶に新しいですヨね。
で、その後、、、、
地域活性化は商店街に効果的だったのでしょうか。
シャッター通りは改善されていますか??
・・・・・・・・・。
ちなみに、婚活に対しても交付金の対象となりました。
ですので、地方などは、独身者の結婚の機会を増やすために、公費を使って、婚活イベントを開催するところも出ました。私の住む神奈川県では、直接何か団体に資金援助をするという方法でなく、間接的にそうした活動を行うところを支援する、という仕組みを作りました。結局、そういう支援の方が、お金の切れ目が縁の切れ目とならず、団体も資金繰りのために知恵を出すので、長く続く可能性があるからです。
でも、その時だけ知恵をしぼって、お金の使い道を考えても、急にはうまくいかないものです。
こういうことは、日ごろから問題意識をもち、どうすればいい、と頭の中でイメージして、それに向かって同志を増やしつつ一歩一歩進めていかないと。
歩みは遅くても、とにかく、気づいた人が何かの行動を起こす、ということはいつの時代も大切なことです。
ちなみに、国の平成29年度の地方創生に係る予算はこちらです。
⇒https://www.kantei.go.jp/jp/singi/sousei/about/pdf/h28-12-22-h29tousyo.pdf
「地域消滅時代」を見据えた今後の国土交通戦略のあり方について
⇒http://www.mlit.go.jp/pri/kouenkai/syousai/pdf/b-141105_2.pdf
何事もそうですが、起きてから対応しようとすると、とんでもなくお金がかかります。河口で対応するのでなく、上流で対応しておくと、経費などはその何十分の1、何百分の1で済むのです。
こんな文句を一人つぶやいていても、状況は変わりませんので、そろそろやめておきます(汗)。
さて、これからは、結婚難時代の幕開けです。
何故ならば、男女とも適齢期の人がバランス良くいればいいですが、適齢期の女性が少なくなるから、数として子が生まれず、人口消滅都市ができるのですから、適齢期の女性が少なくなるという意味での結婚難時代です。
もちろん、そこには社会的要因だけではなく、個人的な問題もあります。
では、統計を見てみましょう。
こちらが、生涯未婚率です。
生涯未婚率とは、50歳になっても一度も結婚したことのない人の割合のことです。
5年毎の国勢調査を元に推計されています。
直近の2015年データと5年前の2010年を比較すると、5年前より未婚率が増えていることがわかります。
2010年 男性・・・20.1% 女性・・・10.6%
2015年 男性・・・23.6% 女性・・・14.1%
何と、男性は、50歳で4~5人に一人は結婚したことがない人ということになります。
これって、ちょっと驚くべき数字だと思いませんか?
そんなぁ。結婚したくない人が増えただけなんじゃないの、と考える方もいるでしょう。そこでこんなデータがあります(by 厚生労働省)
いずれ結婚したいという人は、依然として高い率ということから、結婚したいと思わないから生涯未婚率が増えている、とは言いきれないのでは、と推測されるわけです。
人口で見ると、適齢期の男性の人口が女性より多い、ということがわかります。
上の図は、左右対称ではなく、若い年齢は男性の方が多いということがわかりますか?
逆に、60歳を過ぎると、女性の方が多くなりますね。
人口ピラミッドを見ていたら、こんな恐ろしい将来の姿を見つけてしまいました。
子どもの数が・・・!衝撃的です!
男性は、結婚したくても、結婚できない、何故ならば、そもそも適齢期の女性がいないから、という時代が来ています。
でも、結婚できないのは、はたして、それだけでしょうか。
男性は、実は結婚した人は、離婚しても再婚できる率が高く、結婚しない人は、いくつになっても結婚しない、ということが統計的に表れています。
ということは、単に、女性がいない、という物理的問題だけでなく、何か別の要因もある、ということにならないでしょうか。
上の図も国の調査によるもので、25~34歳の男性と女性に、結婚していない理由を尋ねたものです。
最も多いのが、「適当な相手にめぐり合わない」という理由が男女ともに高くなっています。人数の多い男性だけが人数の少ない女性にめぐり合わないと言っているのでなく、女性の方も適当な男性にめぐり合わない、ということです。
また、注目するところとして、「異性とうまく付き合えない」と回答している人が増えている、という点で、これは、この表の年齢層だけでなく、どの年齢層も同じ傾向だつたことです。
この回答の真意がつかみきれないのですが、
振られた過去などがあり、自信をなくしているのか、
そもそも奥手で交際の仕方がわからないのか、
異性の気持ちがわからず立ち止まっているのか、
これらのうちどれかかなと、あたらずとも遠からずかな、と思います。
こういう点は、内側の問題であり、結婚を希望していてもなかなか縁遠いということの原因になりえます。
そういう人の場合、やはり自力で婚活をすることはなかなか難しいのです。
知合いのお嬢さんで、30歳を過ぎても結婚する気がなく、家に引きこもっている方がいます。
ここで親が放置しておくと、どんどん年だけとっていき、やがて生涯未婚率としてカウントされる一員となってしまうことが、ほぼ見えてしまいます。
何か億劫だと思っているのか、異性と付き合う自信がないのか、今の生活がこのまま続くと思っているのか、原因はわかりませんが、大事なのは、親や周囲があきらめず、子を毎日のように説得したり、お願いしたり、命令したり、さまざまな言い方を駆使して、本人の気持ちを結婚の方に向けていくことです。
自信のない子にも、子の良いところを毎日ほめ、「あなただったら、いい家庭人になれる」「あなただったら、家族とうまくやっていける」などと言い続け、前を向かせるのです。本人が、
「仕方ないな。結婚してやろう。」ということでもいいのです。
「この家、うるさいから出ていこう。一人暮らしを始めよう。」も大いに結構。何か自立しようという行動がとれれば、やがて一人でなく二人で、という意識が芽生えるきっかけとなります。
本人を結婚へと導いていくような周囲の配慮や何かしらの支援が必要です。
婚活カウンセラー等にアドバイスを受けながら、結婚まで伴走してもらう、という方法もありますし、男女の心理を学びながら、結婚への意識を高めていくという方法もあります。
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