結納金なしは失礼? 両家が納得する方法とは

結婚を考えた時、はじめて意識する「結納」という儀式。

聞いたことはあるけれど、いざ結納のことを調べてみて、結納金の金額にびっくり!

今後の生活のこともあるし、少しでも貯蓄に回したいと考えてしまいますよね。

今回は結納金なしでも、

結婚へ向けて両家が前向きに進んでいけるような方法を考えていきます。

エンジェル1号

今は結納をやらない結婚も多くなっているというのが実感です。

結納金なしは失礼?

結納金は新郎側から新婦側へ納めるものです。

そのため、新郎側から結納金なしを申し出てしまうと

新婦側の両親に「娘の嫁入りを軽く考えているのか」という気持ちにさせてしまう可能性があります。

新郎側から結納金なしを伝えるのは失礼にあたり、新婦側への不信感をつのらせる原因になるので注意が必要です。

ここ、要注意ですヨ!

ここで読者さん(M江さん)の体験をお伝えします~。

M江さんは、すでに結婚してお子さん1人いらっしゃる30代の方ですが、

2人で結婚を考え始めた当初、彼(今のご主人)に結納について切り出した際、結納について調べていなかった彼に

「結納って必要?」と言われて、モヤモヤした気持ちになったそうです。

M江さんご自身は、はじめから結納は必要ないと考えてはいたのですが、本来、結納を申し入れる側からの発言としては気持ちのいいものではなかったとのこと。

世の中、結婚の形は変わりつつあるとはいえ、まだまだ旦那の姓になるものだ、旦那の家の墓に入るものだと思っている男性が多いですし、女性にとっては一大事であると認識していない男性が多いです。

女性をなんだと思っているんだ!?と。

女性の気持ちを逆なでする繊細な問題なので、やはり、結納金なしを申し出るのは新婦側からのみにしましょう。

結納金なしで失礼にならない提案の流れ

プロポーズをされて、いざ結婚に向けて動き出したのに最初の壁。

近年は結婚=両家の結びつきという考えは弱まってきたとはいえ、まだまだ本人たちの意志だけで済むとは言えないのが実情です。

結婚後も円滑に両家の仲を保っていくために、しっかりと話し合いを進めていきましょう。

ポイント

まずは二人で話し合いをして、結納をするのかしないのか結論を出したうえで、

最終的に両親に相談をしましょう。

STEP1

新婦側からの結納金なしの申し出を新郎側が受ける形にする

初めに二人で話し合いの場を設けることが大切です。

なぜ結納金なしにするのか、両親に説明できるようにしておきます。

ポイント①結納金なしの理由

例)

・新生活の資金として使いたい

・結婚式の準備金にしたい

・両親の負担を減らしたい

・結納返しが大変だから

ポイント②費用負担をどうするのか明確にする

(結納金なしの代わりに、新郎側がどのような金額負担をするのか)

例)

・マンションの頭金を負担する

・新婚旅行の旅費を負担する

・結婚式の費用を多めに払う

STEP2

なぜ結納金なしを希望するのか、自分の両親へ相談する

相談する際は、直接会って伝えるのが一番です。

会うのが難しい場合は、電話で伝えるのがいいでしょう。

例)

結納について話したいんだけど、

二人で話し合って「結納金をなしにして、そのお金を結婚後の新生活に回したい」

という考えになったんだ。

ただ、結納の代わりに、両家顔合わせはしたいねって話しているよ。

お父さん(お母さん)はどう思う?

STEP3

両家の両親の考えを聞いたら、改めて2人で話し合いの場をもつ

それぞれの両親に相談した後は必ず、2人で話し合いの場を設けて、相手側に両親の意見を伝えましょう。

本人たちの考えだけ、親の考えだけ、それぞれの家だけの考えで進めようとすると、後々わだかまりが生まれる原因になります。

STEP4

意見が異なる場合は、2人が間に入って相談する。

新婦側の両親は『結納金なし』に納得していないこともあります。

必ず、両家が納得した形で進めていくようにしましょう。

結納金なしは失礼だとして、納得してくれない場合は?

「結納をする・しない」の意見が両家で一致していれば問題ありません。

しかし、両家で意見が分かれたり、両親と2人の意見が異なっていると、先に進めなくなってしまいますよね。

そんな時は以下の方法はいかがでしょうか?

①簡略化して結納を行う

・結納金や結納返しをなくす

(費用的負担を軽くできる)

・家ではなく、ホテルなどの会場で行う

(準備する手間を省くことができる)

②結納の代わりに両家顔合わせを行い、婚約記念品の交換をする

結納する場合も、結納品や婚約記念品など、形に残るものを渡します。

婚約した形が残るので、婚約記念品を準備するのはオススメです。

両家顔合わせの中で、記念品交換のイベントを設けることで、新婦側の両親も結納金ではありませんが、その代わりの品をもらったとして納得できることも。

2人が新たな人生を歩む記念に、何か準備してみてはいかがでしょうか。

婚約記念品の定番アイテム

・男性から女性へ

婚約指輪やネックレスなどのアクセサリー類

・女性から男性へ

腕時計やスーツなど

※いずれの品物も、常に身に着けることができる=身近に感じることができるということで人気です。

両家顔合わせのメリット

結納では金品を取り交わすので、両家が初対面で緊張している中、進行の手順に誤りがないよう細心の注意を払う必要があり、形式的な会になりがちです。

その点、両家顔合わせでは、食事やお酒を交わしながら、和やかな空気の中で家同士の交流ができるので人気です。

事前に2人がそれぞれの両親に会う機会を設けておくと、さらに顔合わせの進行がスムーズになりますよ。

両家顔合わせを行う場所

 

・レストラン

・料亭

・ホテル

 

※上記の3か所が一般的な場所です。

落ち着いて話のできる個室を選びましょう。

ホテルや結婚式場やレストランなどで『顔合わせ・食事会プラン』を

用意しているところもあるので、そちらを利用するのも便利です。

 

先に登場したM江さんの場合も、ご両家ともにラフな食事会を希望していたため、顔合わせプランを設けていた個室のある居酒屋に近い店舗を利用したそうです。

お店側がプランを設けていたため、会話を邪魔しないタイミングで食事を運ぶなど配慮をしてもらえ、安心して会を進行することができたそうです。

また、レストランや料亭の中には、表立ってプランは示していなくても、対応しているお店は多いので、気になるお店があればぜひ相談してみてはいかかでしょうか。