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遠距離恋愛の末、めでたく結婚ということになったけれど、結婚って遠距離のまま出来るものなのでしょうか?
手続きが面倒だったり、大変なものなのでしょうか?
職場が離れていたり、家庭の事情など、さまざまな理由で遠距離のまま結婚するカップルは少なくありません。
中には、婚姻届けを出しても同居しない「別居婚」を選択するカップルもいます。
ここでは、結婚は遠距離のまま出来るのか、手続きの方法やスムーズに進めるコツをお伝えしていきます。
Contents
結婚は遠距離のまますることは可能!ただし必要な手続きあり!
結論から言うと、結婚を遠距離のまますることは可能です。ただ、少し必要な手続きが出てきます。手続き自体は複雑ではありませんので、1つ1つ見ていきましょう。
婚姻届けの記入・提出
入籍するには、婚姻届けが必要です。婚姻届けに2人で記入し、役所に提出します。婚姻届けはどこの役所に出しても構いません。いずれこれから2人で住む予定の場所に提出してもいいかもしれないですね。
婚姻届けの記入時、別居婚の場合は気を付けるポイントがいくつかあります。
住所、世帯主の指名
「住所」は自分たちがそれぞれ住んでいる住所、「世帯主の指名」は1人暮らしであればそれぞれ自分の名前を記入します。
実家に住んでいるなら、現住所は実家で問題ありません。
新しい本籍
婚姻届けを記入するときに、「新しい本籍」を記入する欄があります。
本籍地は、住民票に登録されている住所とは、全く別物です。入籍後しばらく別居する場合でも、どこか1ヶ所の本籍地を指定しなくてはいけません。一般的には、どちらかの実家やこれから住む場所を新しい本籍に指定することが多いです。
ただ、パスポートの申請など戸籍謄本が必要になったとき、本籍地の役所まで取りに行く必要があるので、注意して指定しましょう。
同居を始めたとき
「同居を始めたとき」という欄は、通常は「2人が結婚式を挙げたとき」、または「同居を始めたとき」のうち、どちらか早い方を記入することになっています。ただし別居婚の場合は、この欄は何も書かずに空欄で出してください。
以上が、婚姻届けの記入時に気を付けるポイントとなります。あまり複雑ではありませんが、不安な時は提出前に役場で事前に相談することをおすすめします。
名字の変更
あなたの名字を変更する場合は、運転免許証、パスポート、保険など、今まで身分証明書として使用していた物などの名字を変更する必要があります。
住民票を取得し、役場や警察署に出向かなければならないこともありますが、保険やクレジットカードはネット上や電話で変更することが出来る場合もあります。
ちなみに、別居婚でも夫の扶養(社会保険)に入ることが可能です。ただし、次の条件を満たす必要があります。
・妻が無職の場合
・妻の年間年収が130万円未満でかつ被保険者(夫)からの仕送り額より少ない場合
また、国民健康保険に加入している場合、夫婦の住民票を別々にすると、保険料は別々に発生します。国民健康保険は通常、住民票に記載された「世帯主」がまとめて払うことになっているからです。別居婚を考える場合、この点にも注意が必要です。
遠距離を終えて一緒に住むときは何をすればいいの?
籍を入れた後、遠距離を終えて一緒に住むときは、引っ越し作業以外に、住民票の住所を変えなくてはいけません。
その手続きのため、今まで住んでいた場所の役所から「転出届」を発行してもらい、次に、新しい住居のある役所に発行してもらった転出届を持参し、転入の手続きを済ませましょう。
他の市区町村から引っ越しして来る場合、引っ越し後14日以内に、新しく住民登録をする市区町村の役所で転入の手続きをしてください。
また、運転免許証やパスポートの住所変更も必要です。
その際住民票が必要になると思いますので、役場で取得してください。本来なら名字変更と同時に住所変更をするのが効率的ですが、別居の期間が長くそれが難しい場合は、別々に変更しましょう。
結婚を遠距離のままするときは思いやりとこまめな連絡を!
結婚を遠距離のままする場合、なかなか直接会えないため確認事項が上手くいかなかったり、相手が忙しくて手続きが出来なかったりと、色々な不満が出て来るかもしれません。
なるべく時間を見つけて、電話やメールでこまめに必要なことを話し合うのが良いでしょう。出来るなら声だけではなく、ビデオ通話などでお互いの顔を見ながら話し合うのがおすすめです。
結婚の手続きだけではなく結婚式や新婚旅行も考えているなら、決めることや話し合うことも山積みです
。相手に任せきりではなく、互いを思いやり、これからやるべきことやしたいことを話し合い、しっかり信頼関係を築いていきましょう。