結婚して正社員だと女性は辛い!?仕事は続けたければ続けましょう!

結婚って、幸せになるためにすることですよね。

男女が互いに相手を認め合ったり、敬い合ったり、慰め合ったり、悲しみは2分の1に、楽しさは2倍に・・等、一人でいるより二人でいる方が楽しい未来が待っているはずです。

男性も女性も互いに認め合うのですから、当然ながら平等ですし、どっちが上とか下とかはありません。

ところが、男性には、まだ多くの人が、“自分は正社員で働き、家族を養っていく”ということが当たり前、と思っている人はいます。それは男性脳がそうしたいのですから、女性は真っ向から否定することはしなくてよいと私は思っています。

ただ、ここに実例として紹介しているSさん(女性)の場合は、どうやら男性だけがいばっているようで、結婚に至るまで立場が何となく弱いシングルマザーだったSさんにとっては、結婚後、試練の毎日が始まったようなのです。

まずは、正社員とパートタイムの違いについて、あらためて整理してみましょう。

結婚して正社員だと辛いというけれど、まずは女性のフルタイムとパートタイムの違いを押さえておこう

パートタイムとは?

1週間の所定労働時間が同一の事業主に雇用される通常の労働者の1週間の所定労働時間に比べて短い労働者をいいます。

一般的には、8:00~12:00・13:00~17:00等、家事・育児に支障がない時間帯ですよね。

この時間であれば、帰宅後、家事をこなせますし、お子さんのお迎え等も問題ありません。扶養の枠を超えないように会社でも配慮してもらえるため、無理な残業や休日出勤等も免れます。

フルタイムとは?

週40時間勤務・社会保険の加入義務にあたる範囲ですね。

8:00~17:00・9:00~18:00等。

この時点で、扶養枠から外れているので、会社側からも“働く意思のある人”とみなされ、残業をお願いされることも多いです。

フルタイムのパートと正社員の違い

フルタイムでも正社員とほとんど変わらない待遇に見える人もいますが、よく比べると、正社員にはついている手当がフルタイムにはないものがあったり、賞与がない場合もあり、それぞれ雇われている就業規則によって異なります。

正社員との一番の違いは、「責任の違い」です。責任があるかないかで、或いは責任の程度が軽いか重いかで待遇が変わる、と言っても過言ではないでしょう。

また、パートさんですと、残業を断る方も多いですが、正社員だとあまり断れないはずです。だって、“正社員”なのですから。やる気がないと賞与にも響きますし、周りからの評価が落ちます。信用・信頼されないのです。

“正社員”という事は、“頑張って働く気があるから、責任のある仕事のできる正社員になった。”はずですので。

仕事の内容も、責任のある業務を任されることが多いはずです。

大企業ですと、代わりの人がいますが、中小企業ですと、“その人にしかできない仕事”が存在したりします。残業や休日出勤を、“断りたくても断れない立場”にいる状態ですね。

結婚して正社員のままで辛い経験~Sさんの場合~

ここからはSさんの手記です。

↓ ↓

私はかつて、“シングルマザー”でした。一人で子供を育てていく決心をし、子供が4歳の時に正社員に転職しました。

両親にも頼れない状態でしたので、妹にお迎えを頼んだりして、残業や休日出勤を頑張っていました。この状態でも大変でしたが、まだ、“家事を手抜きできる”気楽さがあったのです。

部屋も1Kでしたので、掃除もたまに。食事も、ある程度バランスが取れていれば良かったのです。

“子供が食べてくれるか”が一番の問題だったので、頑張って作ったところで、“これ嫌!!”なんて言われたら、少し食べさせるのがやっとの状態でした。

子供が小学校4年生の時に再婚して、家を建て、引越をしました。

旦那の主張で、旦那の勤務先の近くに家を建てたので、私の勤務先までは片道1時間の距離になりました。

信号32個・・・朝7時過ぎに家を出なくてはならないので、子供が家を出る時間と同時に出なくては間に合わない状態になりました。子供をお見送りして、自分の支度をするのではないのです。少しの余裕もありません。子供がもたもたしていると、私が遅刻するのです。毎朝気が張ってしまい、くたくたでした。

始めのうちは、朝に朝ご飯を作り、残業して22時帰宅後、翌日の旦那の昼食と、子供と旦那の夕食を作っていました。私の帰宅が22時でしたから、前日に作らないと間に合わないからです。

夕食を作るのを、旦那にお願いすると、“子供の面倒も見なきゃいけないのに、夕食までは作れない!”と断固拒否されてしまいました。

お肉だけ焼いてもらうのも、拒否されてしまったので、肉を焼いてから冷蔵庫に入れると、“肉が硬くて美味しくない”と、また文句を言われました。

打つ手がなく、メニューを考えるのにも疲れてしまいました。私の睡眠2~3時間。もう疲れて身も心もくたくたでした。

休日に遅くまで寝ていると、“いつまで寝ているんだ!”と罵声を浴びせられました。今度こそ幸せになれると思って結婚したのに、辛いことばかりで、1年程で心底疲れ果ててしまいました。

↑ ↑ Sさん、ここまで

結婚して正社員のままでも「辛い」なんて思わないために

女性で生きがいをもって働くことは、正社員であろうがパートであろうが、勤務形態は問わず、必要なことです。

正社員はそれだけ責任が伴いますが、やりがいや生きがいにもつながり、リターンも大きいはずです。

Sさんは、経済的な必要性もあり正社員を続けていますが、時間のやりくりや子どものことなどで今は大変な毎日なんですね。

今は互いに忙しい毎日でギスギスしていることが多々あり「頭にきた!」と思うこともあるようです。

ですが、これがずっと続くわけではありません。

パートナーとの話し合いはあきらめない

けっこう私の周囲でも、夫婦間で毎日のようにケンカをしている人もいますよ。けれど、翌日になると何となくおさまっているみたいです。

正社員を続けるためには、結婚する前に、パートナーとの話し合いが大事です。

Sさんのように、結婚してから、旦那さんが理解ができない人だとわかると大変です。結婚する前は、そうでもなかったらしいのですが。

エンジェル1号

ウチのKYOKOは、もともと理解ができない男は「クズ」と呼んでおり、そういう人との結婚はすすめていないですよ。

なので、結婚する前にもっと、家事・育児についてよく話し合いをするべきです。また、“男は案外、考え方が古くて幼い”という事を理解しておきましょう。

旦那さんの収入が自分よりかなり上ですと、また話が違ってきます。

女性はその点では旦那さんを尊敬できますから、多少の困難は我慢して乗り越えられるものです。が、同じくらいの収入だとしたら、これは女性は納得できないですね。

家事・育児を全てやらされている、ということになり、不平不満が充満し、やがて離婚、ということもあり得ます。

あらかじめ家事・育児の分担を話し合っておけば、計画が立てられて、幾らか楽になれると思います。潰れてしまいそうだったら、都度パートナーに相談できる関係になることも重要です。

ただ、Sさんの旦那さんは、一切の相談も応じないそうです。

ちょっと心配ですね。

家事は手抜きで時間稼ぎ

家事は、手抜きもしてください。理解のない旦那さんだった場合は特に!自分が潰れてしまいます。

例えば料理。

まとめて作って、小分け冷凍してください。昼食・お弁当作りが楽になりますよ。量は少しでも、1品増すと、見た目が違います。

しかも、ナイショですが、男性って、何故か昔からの安いおかずが好きなんですよね。

例えば睡眠。

前日に料理を作って、冷めたらすぐ冷蔵庫へ。翌日朝まで寝て、睡眠不足を少しでも解消してください。

 ある人の話ですが、あまりに仕事が大変で家事も大変だった時、旦那さんに対して仮病を使ったそうです。「実は私、心臓が悪いの」と。それから家事はフラフラしながら、仕事もやっと行くという演技で、何年も過ごしたそうです。旦那さんは無理なことは言わなくなり、やがて自分のことは自分でやったり、子育ても手伝うようになったとか。

いろいろ作戦はありそうですね。

 またある人は、旦那さんの悪口をブログで毎日発信してストレスを発散していたそうです。旦那さんもまさか嫁さんがそんなことをしているとは知らないでしょうね。嫁さんの方は、旦那さんを毎日ディスっているうちに、旦那さんのことがだんだん可哀相になってきて、怒りも収まってきたとか。

まとめ

女性は男性と違って、細かい部分も見えてしまうのです。家事=料理・掃除だけではないのです。料理・掃除の中にも細かい部分があって、男性には気づかない、名前のない家事をしていたりします。

男性は、自分の気づかない部分も、奥さんが見ていることを自覚して、相手を思いやって、家事の分担をしてくださいね。

女性は、あまり細かいことを気にせず、自分が潰れないことを最優先で考えてください。お互い思いやって、いつまでも仲良く、ともに生きて行くために。

あなたの幸せをお祈りしています。