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こんなことがありました。
登場人物:彼と貴方
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二人とも結婚をしてもいい年齢。互いに好きで休日もよく二人で過ごしていました。彼は貴方のことを大事にしてくれ、貴方も彼を信頼していました。そして二人が付き合って、もう一年になります。
付き合い始めたきっかけが婚活パーティーだったので、貴方は彼も同じ結婚という目的で出会ったのだから、そろそろ彼からプロポーズしてくれてもいいのではないかと考えていました。むしろ長いくらいだと。
二人で旅行にも行ったし、互いの両親も公認している。今度のクリスマスイブは、きっとプロポーズがあるに違いないと貴方は期待をしていました。
クリスマスが近づくにつれ、期待が高まって行った貴方。
彼は、クリスマスイブにステキなフレンチレストランを予約し、プレゼントも何やら用意してくれた様子。あなたの期待はますます高まり、特別にオシャレして指定されたレストランに出かけました。
お料理を注文してワインが運ばれ、二人で「メリークリスマス!」とワイングラスをカチンとならし、さてプレゼント、となりました。
いよいよこの場面が来た!映画やTVでも何度でも見たあのシーン!貴方の胸は期待で張り裂けそうです。プロポーズがあったら受ける言葉も用意しています。
ですが彼は、プロポーズどころか、プレゼントしてくれたのは、何とブレスレット。
前から欲しかったやつだけど、がっかり度の方が高い貴方。「なぜ・・・なぜこれなの?」あなたは前から欲しいと言っていたブレスレッドをみつめてつぶやきました。今にも泣き出しそうな震える気持ちで。
「前から欲しいと言っていただろ?」
彼は、ちょっと勝ち誇った微笑みを浮かべて、そう言いました。
貴方は軽く頷き、
「指輪じゃないのね。」
とつぶやきました。
貴方をさらに奈落の底に突き落としたのは、次の彼の言葉。
「僕はまだ結婚する気はないからね。」・・・!?
貴方はブレスレッドなどもう目に入らず、かなりショックを受け、顔面蒼白。今すぐこの場を立ち去りたい!と思ったほど。
「私と結婚する気ないの?一緒に旅行にも行ったし、式場も見に行ったじゃない。私、いくつだと思っているの?」
と顔を真っ赤にして怒った貴方。今にも泣きだしそう。
彼は状況がよくつかめず、この展開に眼が左右に動いた。
「ごめんね。今のボクの正直な気持ちなんだ。」
貴方「そういうことじゃなくて・・・。貴方は何故私が怒っているかわかってる?」
彼氏「まだ結婚する気ないってボクが言ったからだろ?」
貴方「そうじゃなくて・・。私は貴方が好きだから付き合っているのよ。だからその先に結婚があると考えるのは普通でしょ?ネ、そうでしょ?出会ったのは婚活パーティーだよ?それなのに、いとも簡単にあなたは『結婚できない』なんて言う。私をバカにしているとしか考えられない。」
そう言って泣き崩れる貴方。
彼氏「そういうわけじゃないよ。ボクだって君のことは好きだよ。ただ、今はそういうことは考えられない、と言っているんだよ。」
貴方「ほうら。私のことをバカにしている。」
貴方は涙を流して彼をにらみ返しました。
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ある程度つきあっていた人から、「結婚はない」「結婚はまたしない」と言われた時、貴方は絶望するでしょうけど、簡単にあきらめて「さよなら」することはありません。
「この人が本命だ」と思ったら、できる限り付き合いを継続しましょう。
男はなんてったって幼いのです。
彼と彼女のこの状況で場違いなことをしても、わかっていないことがあります。今まで彼女を期待させる行動をしていても、幼いからわかっていない場合があります。そこのところを世間ではどう捉えるものなのか、わからせてあげましょう。
そして、あなたは泣いて怒るのです。その権利はあなたにはあります。大事な時間を彼に捧げていたのですから。
今までにないくらい、ぐしゃぐしゃの涙顔で抗議するあなたを見て、さすがに彼は「やばいな。」と思うでしょう。
その時に「早く別れてあげた方が彼女のためだ。それがやさしさだ。」と思われないようにしなくてはなりません。
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貴方「私は✖✖君のことが好きだから付き合っていたのよ。✖✖君は私のことをどう思っているの?」と聞きましょう。
彼氏「僕も同じだよ。君のことが好きだよ。」
貴方「私のこと好きなのね?でも、✖✖君がそんなに軽々しく『結婚は考えられない』なんて言うなんて、私、思ってもみなかったわ。」
彼氏「いや、今は考えられないと言っているだけで、結婚相手は君だと思っているよ。」
とまで言わせたらひとまずこの場は成功です。
彼氏「僕は当分結婚する気がないけど、君が早く結婚したいと言うなら、もう別れるしかない。」
などと言われたらジ・エンド。
貴方が時間がかかってもとことんやるならば、結果は五分五分だけれど別途復縁パターンに移るかどうか。
エンジェル1号
「結婚して!」と女性から言う場合は、付き合っている間の一度、この時、と決めますから、ここで貴方は結婚の話を深く出したのですから、もうこれからは、貴方の方のカードはなくなったと考えてください。
この後、またずるずると永い春を続けるのは、あなたにとって得策ではありません。その時は、この煮え切らない男とはきっぱり別れましょう。